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スタッフBlog >研修日記

北京研修に行きました(^^)-3「病院の巻」:2011 11/06

いよいよ今回の研修の目玉、病院研修です。

北京中医医院
北京中医医院外観.jpg

北京中医医院は首都医科大学の附属病院でもあり1956年に設立された北京市唯一の市立総合中医医院です。

医院は北京市の中央にあり、故宮や景山公園は至近距離にあり建築面積は約6万平方メートル、ベットは600床、外来患者は日に3000〜5000人にもなりスタッフは1300人、この中でも23名は中国国家クラスの”老中医”と称され国の宝とされる中医医師が在籍しているそうです。

診療科は内科、外科、呼吸器科、耳鼻咽喉科、婦人科、整形按摩科、鍼灸科、小児科、歯科など26。

中医医院薬局.jpg
院内の薬局では260種余の中成薬(漢方製剤)が製造されていて、煎じ薬と併用されたり単独で処方されたりしています。当院では煎じ薬が治療のメインですので、その原料である生薬は600種にも及び一日に調剤される生薬は3トンにもなるそうです。

中医医院煎じ室.jpg
処方を煎じて、煎じ液をパックする部署があり、機械もたくさん並んでました(゜ロ)ギョェ

劉金城老師
中医医院劉老師.jpg

自費診療の診療所が院内にあり、そこで劉金城老師の診察を半日見学させていただきました。患者さんは腎臓病、糖尿病が多く、全部で8人でした。

中国でも健康保険制度があると知ってびっくり。
ただし、日本のように統一されておらず、複雑なようです。
さらに、自費で診察を受けるための施設があるのにもびっくり(゜ロ)ギョェ
格差社会でございます。
ちなみに、保険診療の受診料は1元、こちらの自費診療は200元だそうです。

中医医院薬房−2.jpg
自費診療所の処方をさばく薬局です。
自費診療所の方がたぶん生薬のグレードも良いのでしょうが、価格は1割増しだそうです。
昔ながらの天秤を使いながら、生薬を手際よく分けておられました。
刻みは、日本に比べて大きかったです。一日量がホントに多いです。

症例紹介

中医医院症例2.jpg
糖尿病歴が7-8年の男性。
血糖コントロールは良好。
左足の浮腫と足の裏に500円玉大の傷を作っていました。
紅舌、黄膩苔
脈弦滑やや数

全部で8人の診察風景を見学させていただきました。
実際に脈を取ったり、患者さんに質問したりであっと言う間に終了でした。

午後から、劉先生にそれぞれの症例を解説していただきました。

特徴的な生薬
①分心木
北京分心木.JPG
 胡桃の薄皮です。
 腎精固渋作用で淡白尿に効果があると言われていました。

②水葱
 実物は見られませんでした。
 分利作用で淡白尿に効果があるのではないかと言われていました。

一日、あっと言う間に終わってしまいました。
入院病棟や鍼灸治療の様子も見学したかったのですが、出来ませんでした。
薬局ももう少しゆっくりと見たかったです。残念。
 




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北京研修に行きました(^^)-2「薬局の巻」:2011 11/01

北京研修で楽しみにしていたのが、薬局での買い物です。

中医学の教科書には出てくるけど、日本では見ることのない処方がたくさんあります。
そんな処方のOTCを買ってみたいと思っていました。

同仁堂薬局本店
同人堂−1.jpg

薬局ですけど、OTCの製造もしている薬局です。
老中医がいて、診察して処方も書いてくれるそうですが、行った時間が遅かったので、もうおられませんでした(残念)

同仁堂冬虫夏草.jpg
店内には生薬も売られていました。
冬虫夏草がきれいに並べられた贈答品?も有りましたよ。

処方せん薬もその場で医師に処方を書いてもらえば、買えるらしいです。

同仁堂−2人参.jpg
これは天然の人参です。
価格は100万円以上です(*_*)

王府井の薬局
北京薬局−1.jpg

ここは日本でいうと銀座みたいな所にある薬局です。
中成薬よりは西洋薬のOTCが多くあったような印象です。
日本のメーカーもたくさん有りました。
店員さんは薬剤師かどうか不明です。

車の普及や生活の西洋化で日本同様に糖尿病や高血圧が増えているんでしょう。
血圧計や血糖測定の機器も販売されていました。

買った物
同仁堂−3OTC.jpg

特にお気に入りは、「加味保和丸」と「生脈飲」!!

「加味保和丸」は消化剤的なお薬ですが、これを飲んでいたからか、ストレスがなかったからか、とっても調子よかったです。空港のお店で買い足しました。

「生脈飲」はドリンク剤になってます。
これを飲んだ夜は「ドキドキ」して眠れませんでした(=_=)
でも、翌日も元気でした(^_^)v

続く

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北京研修に行きました(^^)-1:2011 10/31

10月8日から11日まで、北京に中医学の研修に行ってきました。

私は初めての中国で、さらに北京三大中医院(漢方専門病院)の一つ、北京中医院で研修が出来るということで、本場の診療が体験できるのでとても期待していました。

日程が初心者向けに3泊4日で病院研修は1日だけという、あまり詰め込まない日程でした。

初日に関空から一人で出発した私は北京空港で案内役の武藤先生と、羽田組5人と合流しました。

1.北京の風景

北京空港は少しかすんでいるような感じでした。結局、この研修中、青い空というのは見ませんでした^_^;

北京0空港.jpg

空港からホテルへの移動で北京が大都会である事を実感しました。
私のイメージは、自転車がたくさん走る街という80年代のイメージでした。
(人民服なんてホントに皆無。日本人のちょんまげ、刀と一緒ですね・・・)
実際はアウディーやベンツなどの高級車もたくさん走り、高速道路が整備され、ビルが立ち並ぶ大都会でした。

北京1.jpg

ペキン市内は国慶節の後と言うことで、まだ、国内の観光客も多く祝日ムードでした。
天安門にはでかいオブジェとオーロラビジョンがありました。

北京3国慶節.jpg

滞在中はバスや地下鉄も使って移動したのですが、歩いていて音もなく近づいてくる電動バイクが結構恐かったです。

北京5電気スクーター.jpg

北京滞在中には、自転車レースもあったようです。
実際に走っているところには遭遇しませんでした。残念

北京ツール.jpg

続く
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岡山中医薬研究会 9月「イスクラ参馬補腎丸」:2011 09/26

岡山中医薬研究会 9月例会
「イスクラ参馬補腎丸(じんばほじんがん)の店頭応用」

☆補腎薬の使い分け
 参馬補腎丸:体力低下があって、冷えや体温低下があるときに

☆参馬補腎丸の特徴
1)人参を中心に海馬(かいば)、鹿茸(ろくじょう)などの動物性のものが配合されているので、植物性のものに比べて効果が強い
2)身体を温めるが「のぼせ」や「ほてり」が出にくい配合
3)胃腸を守る茯苓(ぶくりょう)、縮砂(しゅくしゃ)が配合
4)精神面を安定させる五味子(ごみし)、山茱萸(さんしゅゆ)、竜骨(りゅうこつ)が配合
5)現代の日本社会はストレス過剰、日本人は消化器系が弱いという特徴に合わせて開発された中成薬

☆参馬補腎丸の使用目標
・腰や膝がだるく無力
・健忘
・手足の冷え
・排尿に関する症状がある(尿量が少なく頻尿、また排尿困難や失禁など)
・ED
・無精子症
・食欲不振
・下痢
など

「お疲れ気味の現代人へ 人生(腎精)を充実させる イスクラ参馬補腎丸」
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イスクラ参馬補腎丸【第二類医薬品】
240丸(15日分)/  6,300円 
480丸(30日分)/ 11,550円

☆効能効果
次の場合の滋養強壮
虚弱体質、肉体疲労、病中病後、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え症

2011年9月17日
講師:トン 選甫先生(イスクラ産業 中医学講師)
参加:大谷、大﨑、藤巻
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岡山漢方研究会(第204回):2011 09/04

「熱を冷ます漢方に入る 黄連・石膏」 

☆「熱」があると漢方的に判断する症状
赤・黄色(濃い)、体温、熱感(体温上昇が無くても)、亢進、炎症、脈数

☆熱が発生する原因
実熱
①外界の六淫(風・熱・火・燥・湿・寒)におかされる外因性のもの
②精神的なストレスが原因となって、その鬱積から発生するもの
③臓腑機能の過亢進
虚熱
④陰虚による虚熱

☆臓腑別の熱の症状
肝火・・・イライラ、怒りやすい
心火・・・不眠、動悸、舌尖紅
胃熱・・・食欲亢進、口臭、胸焼け、胃痛
肺熱・・・咳、痰(黄粘)

☆清熱薬の分類
①味で分類すると
苦寒グループ:黄連・黄柏・黄芩・竜胆→清熱燥湿薬(清熱解毒作用ももつ)
甘寒グループ:石膏・栝楼根
(知母は甘寒ではないが、滋陰清熱作用をもつ)
okakan204-1.jpeg

②苦寒薬と甘寒薬のイメージは
苦寒薬→化膿しているような炎症に用いる→抗生物質的
甘寒薬→炎症による痛み、熱に用いる  →解熱鎮痛剤的
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